NZのコーヒー屋さん

NZのコーヒー屋さん

ニュージーランドはコーヒー文化が非常に発達しており、個性的なコーヒーショップがたくさんあります。シンプルながらも質の高いコーヒー、地元食材を活かした料理、そしてリラックスできる雰囲気が特徴です。

1番人気のコーヒーメニュー

ニュージーランドで最も人気のあるコーヒーメニューは間違いなくフラットホワイトです。わたしがカフェで働いていたときもフラットホワイトは毎日かなり作っていました。日本ではあまり定番ではありませんが、ニュージーランドとオーストラリアでは多くの地元民と観光客に愛されているコーヒーです。
ラテよりも薄くきめ細かいフォームが特徴で、カフェごとの味の違いを楽しむのも魅力のひとつです。

フラットホワイトの発祥地

フラットホワイトの発祥地については、ニュージーランドとオーストラリアの両国で長年議論されています。それぞれが自国発祥だと主張していますが、はっきりとした結論は出ていません。
ニュージーランドでは、1980年代にウェリントンのカフェで初めて提供されたと言われています。当時、カフェのオーナーがカプチーノを作る際に泡がうまく立たず、フラット(平らな)ミルクフォームになったのが始まりとされています。また、ニュージーランドでは、エスプレッソベースのコーヒー文化が発展し、濃厚でクリーミーなコーヒーを好む人が多かったことから、このスタイルが定着したことも考えられます。
オーストラリアでは、1980年代にシドニーのカフェで生まれたと主張されています。バリスタが、カプチーノよりも軽めの泡を使った飲み物を提供し、これをフラットホワイトと名付けたと言われています。特にオーストラリアでは、伝統的なカプチーノのフォームが苦手な人々に支持され、瞬く間に広まりました。
どちらの国も、フラットホワイトはカプチーノやラテに比べてミルクの泡が薄く、エスプレッソの風味が際立つ点で共通しています。近年では、フラットホワイトは世界中に広まり、特にニュージーランドやオーストラリアのカフェ文化を象徴する飲み物として知られています。
フラットホワイトの発祥地については、ニュージーランドとオーストラリアの間で決着がついていませんが、どちらも1980年代に独自にこのスタイルを生み出した可能性が高く、どちらが元祖かは、日本人のわたしからすればもうどっちでもいいと思っています。

サスティナビリティへの意識

ニュージーランドではサステイナブルなカフェが多く、フェアトレードの豆を使用したり、リサイクル可能なパッケージを採用したりしています。テイクアウトのお客様はマイカップを持参しくれる方がたくさんいます。

 

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