- コーヒーの面白い歴史エピソードあれこれ
- 1. コーヒーを最初に飲んだのはヤギ!?
- 2. ヨーロッパでは「悪魔の飲み物」だった!?
- 3. コーヒーハウスが革命の舞台に!?
- 4. まとめ
コーヒーって、ただの飲み物じゃなく、すごく面白い歴史があるそうです。最初はヤギが発見したとか、ヨーロッパでは「悪魔の飲み物」って呼ばれていたとか、コーヒーがきっかけで革命が起こったとか・・・。調べてみると、想像以上に奥が深かったので、いくつかご紹介します!
コーヒーを最初に飲んだのはヤギ!?
コーヒーの起源にはいくつか説がありますが、最も有名なのが「ヤギ飼いカルディの話」です。
昔、エチオピアでカルディというヤギ飼いが、ヤギたちが赤い実を食べたあと、やたら元気になって飛び跳ねているのを見つけました。不思議に思って自分でも食べてみると、眠気が吹き飛んで頭がスッキリ!これが、今のコーヒーの原型だそうです。
この「不思議な実」は、やがてイスラム世界に伝わり、修道士たちが夜の祈りのときに眠気を覚ますために飲むようになり、そこからじわじわと広がっていきました。
ヨーロッパでは「悪魔の飲み物」だった!?
16世紀になると、コーヒーはオスマン帝国を経由してヨーロッパに伝わりました。しかし、最初は「怪しい飲み物」として警戒されていたそうです。特にカトリックの聖職者たちは「こんな黒い液体は悪魔の飲み物に違いない!」と反対していたとか。
ですが、当時のローマ教皇クレメンス8世が「本当にそんな悪いものなのか?」と興味を持ち、試しに飲んでみたところ、「とてもおいしい!これを異教徒だけに独占させるのはもったいない」と言って、むしろキリスト教世界にも広めることを決めたそうです。こうして、ヨーロッパでもコーヒーが一気に広まりました。
コーヒーハウスが革命の舞台に!?
17~18世紀には「コーヒーハウス」と呼ばれるカフェのようなお店がヨーロッパ各地にできました。ここではただコーヒーを飲むだけでなく、知識人や政治家が集まり、議論を交わす場にもなっていたそうです。
例えば、フランス革命のとき、パリにあった「カフェ・プロコープ」では革命派のリーダーたちが集まり、作戦会議をしていたそうです。また、イギリスでは「ペニー・ユニバーシティ」と呼ばれるコーヒーハウスがあり、1ペニー払えば新聞を読んだり議論に参加したりできたのだとか。
つまり、コーヒーハウスは「情報交換の場」として機能し、歴史を動かすきっかけになったのです。
まとめ
こうして見てみると、コーヒーは単なる嗜好品ではなく、歴史を動かしてきた飲み物だったことが分かります。
これからコーヒーを飲むとき、ちょっとだけそんな歴史に思いを馳せてみると、いつもより美味しく感じられるかもしれませんね。