- ブラックか、ミルクか。それが朝の問題なんです
- 1. ブラック派のストイックな世界
- 2. ミルク派は、自分にやさしい
- 3. 正解なんて、ないんです
朝のコーヒーって、なんやかんやでその日の気分を決める気がするんです。
眠たい顔のままマグを持って、「さて今日はどっち飲もか…」と考える時間が、ちょっとした儀式みたいになっていて。ブラックにするか、ミルクたっぷりのラテにするか。その選択だけで、自分の調子がうっすら見えたりするから不思議です。
どっちも同じ“コーヒー”なんやけど、こだわりや好みの感じ方って、人それぞれだなぁって思うことがよくあります。ふと隣の席の人のカップを見て、「あ、今日はその気分なんやね」なんて、勝手に親近感が湧いたりして。
ブラック派のストイックな世界
ブラック派の方って、何か信念を持ってる感じしません?「ミルク入れると味がぼやけてしまうから」とか「豆の個性がわかんなくなるんよね」って、さらっと言いながら一口。なんかもう、それ聞くだけで“通っぽい”です。
でも、たまに「この豆は軽いけどコクがあるね」とか言われると、「え、それどういうこと…?」ってなることも正直あります(笑)。ただ、そういう方に限って、たまたま出てきたラテアート見て「…これ、かわいいな」ってこっそり写真撮ってたりするんですよね。かわいい。
それに、ブラック派の方って意外とルーティンを大事にしてる方も多い気がします。朝は必ずこのカップ、この順番、みたいな。そういう“決まった型”を持ってる人って、なんか安心感ありますよね。
ミルク派は、自分にやさしい
一方で、ミルク派の方は“自分を甘やかすこと”にすごく素直な気がします。「苦いの苦手で…」と笑いながら、ふわふわのフォームミルクをすする姿って、なんかもう見てるだけでホッとします。
チョコシロップとかホイップとか、ちょっと贅沢なトッピングをしてるときは、「今日はとことん甘やかしたる日やな」って勝手に思ってます。そうやって自分のごきげんをとる時間って、ほんまに大事やなぁと思うんです。人にやさしくできる人って、まず自分にやさしい人なんちゃうかなって。
ちなみにミルク派の方って、コーヒー以外にも“あったかい飲み物”を日常に取り入れてる人が多いように思います。ココアとかチャイとか。ああいうのを大事にしてる人って、時間の使い方が上手やなって、ちょっと憧れます。
正解なんて、ないんです
結局、ブラックでもミルクでも、「あ、今はこっちが飲みたいな」って思えたその一杯が正解やと思ってます。季節とか、体調とか、その日の気分でコロッと変わるものですしね。
ちなみに私は、朝はブラックで気合いを入れて、夜はぬるめのミルクコーヒーでだら〜っとリラックスするのが好きです。どっちの自分も、自分らしくていいなぁと思えるのがコーヒーのいいところ。気分屋でも許してくれる、そんな包容力がうれしい飲み物なんです。